1 概 況
2 震 動 観 測
1月の火山性地震・火山性微動・火砕流と思われる震動波形の発生回数は第1表のとおりです。
火山性地震 | 火山性微動 | 火砕流波形 | |
---|---|---|---|
上旬 | 5(4) | 0(0) | 0(0) |
中旬 | 2(2) | 0(0) | 0(0) |
下旬 | 6(8) | 1(2) | 0(0) |
月合計 | 13(14) | 1(2) | 0(0) |
3 現地観測
(1)温泉観測
1月は16日に雲仙地獄,14日に小浜温泉の現地観測を実施しましたが大きな変化はありませんでした。小浜町山領において井戸の水位観測を実施しましたが,井戸の深さは9.0mで特に変化はありませんでした。
4 遠 望 観 測
1月の遠望観測による噴煙の最高高度は200mで,噴煙量は依然少ない状態が続いています。観測できた日の噴煙は全て白色,少量でドーム頂上付近からのものでした。
5 地殻変形観測
(1)傾斜計による観測結果
1月は傾斜変動は観測されていません。
2月に入ってからも9日までに傾斜変動は観測されていません。
(2)セオドライト(経緯儀)による平成新山観測結果
この期間のセオドライト(経緯儀)を用いた観測による,平成新山の状況は第1図のとおりで,大きな変化はありません。
(3)光波測量観測結果
気象庁と通産省工業技術院地質調査所で行っている光波測量によると,普賢岳山体に付けた反射鏡との斜距離は北側及び南側の測線ともに,ほとんど変化はありませんでした。
6 土 石 流
1月は土石流と思われる震動波形は観測されていません。2月は9日までに土石流と思われる震動波形は観測されていません。
7 火山情報の発表状況
1月11日以降,火山情報の発表はありませんでした。