ー研究速報ー      島原地震火山観測所

 鹿児島県北西部地震

1997年3月26日 17時31分 M6.3
1997年4月3日 4時33分 M5.5

1997年5月13日 14時38分 M6.2
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本震の発震機構(鹿児島大学,東京大学,高知大学,気象庁データを含む)

下半球等積投影,黒丸が押し,白丸が引き

この地震の発震機構は,北東ー南西圧縮,北西ー南東張力の横ずれ型.余震分布が東西に拡がりを持つことから,ほぼ東西走行の節面が断層面と推定される.




五島・福江観測点,広帯域地震計(STS-2)の変位波形記録.
本震は、2つのサブイベントから成ると推定される。

<修正値 1997/4/2>
地震モーメント Mo = 1.3 * 10**18 Nm
モーメントマグニチュード Mw = 6.0
断層面積 S = 12 * 6 Km**2
応力降下量 5.3 MPa
食い違い量 D = 70 cm



震央分布 (本震は赤丸)